「かもしれない」「すぎない」は平仮名か漢字か|公用文の書き方
スポンサードリンク
「かもしれない」は平仮名
「かもしれない」はいくつかの品詞が連なった言葉です。
副助詞「か」に係助詞「も」が付いた「かも」に、動詞の「知れる」の未然形「知れ」、助動詞の「ない」が連なっています。
この「かもしれない」は、「可能性があるが、不確実である」という意味で用いられ、本来の「知る」の意味を失っているため、平仮名で書くことになります。
間違って「かも知れない」と書いてしまいがちですが、「かもしれない」は全体で一つの慣用句とみなされ、公用文では常に平仮名で書くことに注意します。
例
間違いかもしれない
雨が降るかもしれない
なるほどそうかもしれない
「にすぎない」は平仮名
「にすぎない」も、いくつかの品詞が連なった語句です。
格助詞「に」に、「過ぎる」の未然形「過ぎ」、助動詞の「ない」が連なっています。
この「にすぎない」は、「~以上のものではない、ただ~だけだ」という意味で用いられ、本来の「過ぎる」の意味を失っているため、やはり平仮名で書くことになります。
間違って「に過ぎない」と書いてしまいがちですが、「にすぎない」は全体で一つの慣用句とみなされ、公用文では常に平仮名で書くことに注意します。
例
調査だけにすぎない
単なる言い逃れにすぎない
スポンサードリンク