「より」と「から」、「から」と「まで」等間違いやすい言い回し|公文書の作り方

スポンサードリンク

「より」と「から」、「から」と「まで」等間違いやすい言い回し|公文書の書き方

次に示す言い回しは、意味が似ていて間違いやすく、使い分けがあいまいになりがちです。
正確には意味が異なるものですので、公用文においては、間違った言い回しをしないよう十分注意が必要です。

 

(1) 「より」と「から」
「より」は比較を表す場合のみに用い、起点を表す場合には「から」を用います。簡単に言うと、「より」と「から」のいずれも用いることができる場合は、「から」を用います。

 

屋根より高い鯉のぼり(比較)
多くの意見書が、地方議会から(×より)提出された。(起点)

 

(2) 「〜から」「〜まで」
範囲を示す場合は、必ず「〜から〜まで」と表現し、後の「まで」を落とさないよう注意します。
「まで」を省略しても意味が通じることが多いため、省略されがちですが、「まで」を入れるのが正しい表現です。

 

第1章から第3章までを暗唱しなければならない。

 

スポンサードリンク

(3) 「ついては」と「あっては」
公用文ではよく「ついては」や「あっては」の表現が用いられますが、「あっては」は2以上の事柄を列挙する場合に用いるのが原則です。
それ以外の場合は「ついては」を使います。

 

市長部局にあっては本日中に、その他の部局にあっては明後日までに意見を取りまとめます。

 

(4) 「従来から」
「従来」という言葉を使用する場合に、「従来から」という言い回しをするのは誤りです。
「従来は」又は「以前から」というのが正しい表現です。

 

(5) 「場合は」と「とき」
条件を表すときに使う「場合は」と「とき」は、通常どちらを用いるべきかの基準はありません。
ただし、同時に用いる場合には、「場合」を大前提に、「とき」を小前提に用います。

 

他省庁から協議があった場合において、その内容に意義があるときは、すぐに総務課まで連絡すること。
               (大前提)        (小前提)

 

(6) 「と」
並列の意味で使うときには、なるべく最後の語句の後にもつけます。

 

東京と大阪との間 赤と青と黒とを使う。

 

(7) 「ば」
「ならば」の「ば」は略しません。

 

留守ならば、引き返します。(×留守なら、引き返します。)

スポンサードリンク