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こちらの記事では、公用文で間違いやすい「~たり」の使い方を解説します。
「たり」を用いて二つの事柄を列挙する場合は、一つ目に「たり」を付けたら、二つ目にも必ず「たり」を付けます。
「たり」は、対句を示す助詞なので、片方だけに用いるのは誤りです。
例
・施設内では、立ち入り禁止区域に立ち入ったり、設備を無断で使用したりしないでください。
・円安が進むと、物の値段が高くなったり、日本の株価が上がったりする(×上がる)可能性がある。
このように「たり」を繰り返し付けるのがルールです。
「たり」を付けることで、くどく冗長になってしまう場合は、途中で文章を区切って接続詞でつなぐ方法もあります。
なお、「たり」を二度繰り返す構文に違和感がある場合は、「~とともに」を代用できます。
例文
彼は会議に参加したり、顧客対応を行ったりするとともに、チーム全体の進捗管理も担っている。
週末は友人と映画を観たり、カフェで過ごしたりするとともに、趣味の読書にも時間を割いている。
新入社員は研修を受けたり、先輩に同行したりするとともに、日々の業務にも少しずつ慣れていく。
ただし「休日には、映画を観たりしています」のような、列挙をしない場合は、一つの事柄に「たり」を付ける使い方も許容されます。
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